世界展開力(中南米) 留学生による報告会開催

2018.02.15

2018年2月7日(水)、本学、東京農工大学、電気通信大学が共同で実施する「大学の世界展開力強化事業―日本と中南米が取り組む地球的課題を解決する文理協働型人材養成プログラム(La-CEP)」の修了?中間報告会が本学アゴラグローバルで開催され、同プログラムでラテンアメリカ協定校から3大学に受入れている留学生が集まりました。

ブラジル、メキシコ、コロンビア、ペルーから昨年8月末にやってきた総勢19名の学生たちは、これまで日本語の授業、歌舞伎などの日本文化の授業、浅草寺や江戸東京博物館などへの校外学習、日本の企業でのインターンシップ(職場体験)、大学研究室での共同研究などを通してさまざまな形で日本文化を体験、吸収してきました。今回は学生がこれまで日本で学んできたこと、感じたことを発表しました。

本学の岩崎理事による挨拶で幕を開け、1年間滞在予定の本学受入れ学生11名が各自5分間、日本語でスピーチしました。憧れの国である日本との感動的で衝撃的な出会いから、日本語を現地で学ぶうれしさと難しさ、日本人のやさしさと礼儀正しさ、季節の移り変わりの美しさ、そして食べ物の美味しさなどを感情こめて語ってくれました。来日当初から学生を知る教員が驚愕するほど、学生は日本語が上達していました。ユーモアあふれる学生たちの発表に、会場全体が爆笑の渦に包まれました。
その後、電通大のメキシコ人学生3名が英語で研究発表を行いました。音響効果などの高度な内容の工学研究成果について聴衆は聴き入りました。そして2月末で帰国する本学学生の修了報告を間に挟み、農工大の学生4名が農業に関する研究発表を行いました。こちらは将来のブラジル、ペルーの農業発展へ多大な貢献が期待できる内容でした。最後に本学の長崎特任教授が学生たちに本プログラムに対する意見を求めると、「大学のクラブ活動に参加したい」「一般の日本人学生たちとも交流の場が欲しい」との要望が多く出されました。

報告会終了後は、3大学の中南米学生たちと日本人学生の交流会が行われました。日本語、スペイン語、ポルトガル語、英語でのおしゃべりと笑いが絶えず、あっという間に時が経ちました。

本報告会は、来年度も同時期に開催する予定です。国籍や言語の壁を超えたコミュニケーションの場を一緒に体験してみませんか?予約不要で、入場は無料です。

お問い合わせ先)
世界展開力強化事業中南米事務室
TEL:042-330-5743
Email:tufs-tenkai-coordinator[at]tufs.ac.jp
※[at]を@にかえて送信してください。

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